海外調査活動 2004年8月3日〜11日(9日間)


“みらい21”ヨーロッパ研修総括について

2004年8月3日(火)、秋田空港に午後1時30分集合で、7名でのヨーロッパ研修視察がスタートしました。

8月4日に成田から一路コペンハーゲンへ出発、8月11日に成田に到着するまでの研修については、各担当の方々より報告がなされておりますので、私自身が感じたことを総括として報告します。
成田から出発の飛行機の中では、まだ見ぬヨーロッパへの想いと感動を求めての興奮で、眠れない長い時間でした。全員が時差をいくらか感じながらも元気で視察をこなしました。

8月5日 スウェーデンストックホルムでは、市役所にて、ルイース・ドゥリースグェンソン氏(女性市会議員)からのレクチャー(少子化対策、子育て対策)を受けました。
その中でスウェーデンでは、6才児の特別教育として、全員を対象に自然を守ることなど、自然体験教育を実施しているそうです。その後、7才から義務教育となるとのこと。時間的制約もあり、深く内容を聞くことは出来ませんでしたが、国の政策の中で、感受性や好奇心が旺盛な多感な時期に、すべての6才児の子供が一年間、自然のことや生きるためのさまざまな教えを受けるということは、非常に大切ですばらしい教育制度を作っているということを感じてきました。
スウェーデンの収入に対する国民負担率は約65%〜75%ということで、収入の高い人は海外に移住するなど、また、福祉の充実は図られてはいるが今後の財政との係わりなど、問題点も多いと感じました。

8月6日 スイスチューリッヒ高齢者団体「プロセネクトゥーデ」でユンテアリス(広報担当)の説明等は、同僚議員より報告がなされておりますが、質問の中で、スイスの高齢者の自殺についての現状を聞きました。少ないとのことでした。
宗教的にも、自殺は悪いものとの考え方があるようです。それと日本と同じく、将来的には、戦後のベビーブームの人達が高齢化をむかえるにあたり、様々な分野での財源の課題がありました。

8月9日 フランスパリの日本大使館を訪問して、増山参事官、武田一等書記官、植村一等書記官の3名の方々から、いろいろなレクチャーを受けました。その中で、各国独自の政策や思想をもっている国同士がよく通貨統合に踏み切ったものだなと質問をしました。この答えがすべてではないにしても、ヨーロッパ各国の経済界が国と国との壁があるため、経済流通の悪さや国境の壁のため時間の効率が悪く、ヨーロッパ全体の経済効果が出ないことがあげられました。EUの経済を考えると、バラバラではアメリカ経済、そして伸びている中国、インドそれと日本など、東南アジア経済との対応や競争力などがEUの原点にあるように思われると感じました。それでも互いの主張やプライドの違う各国が、通貨統合をしたという事実には驚きをおぼえます。

パリからコペンハーゲンへの飛行機から見えるヨーロッパの国土は、広く開拓がなされており、農地が限りなく広がっておりました。
森はところどころに見えるが山はなく、茶色と緑の模様が広く大地を覆っており、日本の大地との違いは麦作と稲作との違いなのかなと思いました。
ヨーロッパ大陸がこれほどすばらしく開拓や開発されているのをみると、現在以上の食料生産の増産などは、限界にきているのではないかと思われる。スローフードや地産地消、それと各農家での一次加工・二次加工等保存食や、加工技術が進歩したのもうなずけます。日本がヨーロッパから学ぶことは、まだまだ数多いことを覚えます。
それと、ヨーロッパに来て感じたことは、石の文化、茶色(ブラウン)系統の建物、空気までブラウン色のような気がします。すばらしい建築物、日本の木の文化との違いが良くわかります。
ゆったりと時が流れるのに合わせた生活。フランスやスイスの方では高齢者の自殺率は少ないという。ブラウン色のヨーロッパの生活が、人の心をなごませるのであろうか。
今回の研修はよくばり研修で、時間と距離との戦いでありました。
まだまだ世界は動きを止めず、生きているということを実感した研修視察でした。


パリにて。石の文化を背景に

ベルサイユ宮殿
アレパ(高齢者向け施設協会)
フランス大使館
アレパ(高齢者向け施設協会)
パリにて
アレパ(高齢者向け施設協会)
スウェーデン
スダラハムエリクソン製材工場にて。

スウェーデン・ノーベル賞発表台にて

スイス チューリッヒ高齢者団体「プロセネクトゥーデ」訪問

スイス チューリッヒ高齢者団体「プロセネクトゥーデ」訪問

パリ ベルサイユ宮殿視察

ベルサイユ宮殿にて

世界遺産
スイス・ユングフラウヨッホ視察

世界遺産
スイス・ユングフラウヨッホ視察

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