2月定例県議会報告

2006年 秋田県新たな明るい未来に向かって!!
県議会副議長 土谷勝悦

 
秋田県としては48豪雪以来の大雪となった今冬ですが、春の訪れと共にその雪も消え去り、また新しい春夏秋冬の自然豊かな時を刻もうとしております。
県議会では、2月定例会の当初予算で、より良い秋田県づくりを目指し活発な議論が交わされました。日本経済は上向きの傾向を示しておりますが、県では雇用問題などまだまだ厳しい状況です。
また、人口減少や少子高齢化対策、農政の大転換といわれる品目横断的経営安定対策や、子育て支援対策などの重要な課題もあります。
その中で、人々の健康を守り大切な命を助ける施策として、ガン予防対策が推進されるとともに、平鹿総合病院が新築移転となり、県南の中核病院として平成19年4月から開業の予定となっております。
様々な課題が山積みしておりますが、今後も「みらい21」の英知を結集し、県民の期待に応えるべく努力してまいります。
皆様の一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成18年2月定例県議会が、2月27日から3月24日までの26日間の会期で行われました。
17年度補正予算、18年度当初予算(予算総額6,617億円)の審議を踏まえて、全議案が可決しました。国際教養大学、南ヶ丘ニュータウン関連事業や景気対策、雇用問題、また新たな農業政策に議論が集中しました。
18年度からは、「あきた21総合計画第3期実施計画」がスタートすることになりますが、厳しい財政と新たな県民負担の導入など、寺田知事がめざす「元気なふるさと秋田づくり」の実現には、様々な課題が多いと思われます。
県政発展のキーワードは、県民全員総参加の県土作りと自然豊かな秋田県を育てることであると思います。会派「みらい21」の英知を結集し、皆様と力を合わせて頑張ってまいりたいと思います。

12月定例県議会報告

【12月定例会の概要】
国際教養大学学生寮整備など補正予算を可決

 平成17年12月定例県議会は、12月1日から12月16日までの16日間の日程で開かれました。
初日の本会議では、みんなが安心して活躍できる健康長寿社会の実現についてや、低廉で良質な県営住宅を建設するための南ヶ丘ニュータウンの用地取得、国際教養大学における課程の拡充や入学定員の増員などに対応するための学生寮の整備助成など、知事の説明が行われました。
7人の議員が一般質問を行い、常任委員会の審査と総括質疑を経て、補正予算の「国際教養大学学生寮整備」と「県営南ヶ丘住宅建設」に関する一部予算を削除する修正案が提出されましたが、本会議での採決の結果、賛成少数で修正案は否決され、知事提出議案95件は原案どおり可決しました。
また、議員提出議案では「建設国保組合の育成・強化に関する意見書」など5件を可決したほか、請願5件を採択し、閉会しました。

12月定例会補正予算案採決問題

12月定例会の一般会計補正予算の採決をめぐり、県民の皆様に不信を抱かせる事態を招いたことを、誠に申し訳なく思っております。
今回の補正予算案は、南ヶ丘ニュータウン関連や国際教養大学の拡充整備など、今後、多額の投資が見込まれる事業費が含まれ、県民の関心も高く、議会がどのような判断をするか注目されておりました。その補正予算の採決では、修正案2件が否決された後、原案の採決が行われ、実際は可否同数でありましたが、賛成者多数の「可決」と宣告されました。
このことについては、直ちに、各会派の代表者会議を開催し、速やかな問題解決にあたりましたが、協議の結果、既に議会が閉会し、改めて採決を行うことが不可能であることなどから、採決は有効と判断せざるを得ないという結論に至ったものであります。
その後、県議会では、今回の問題の重さを真剣に考え、これからの議会運営を今まで以上にしっかりとしたものにするために、多くの議論を重ねてきました。採決方法については、賛否が拮抗するような場合は、「白色票」、「青色票」の札を使用して投票で行うことも決定しました。
今後も、県民の皆様にとって分かりやすい議会の在り方を常に探りながら、その態勢を創り上げていくための努力を重ね、県民の皆様の信頼回復に努めてまいりたいと思っております。
皆様のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

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